引き込まれる写真へ!基本の写真構図を覚えて、写真が上手い人になろう!

写真の基本構図 カメラ

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「写真が上手くなりたい!」「写真で誰かの心を動かしたい!」

写真上達の一番近道は、写真の「構図」を覚えること。

少しイマイチな写真であっても構図がしっかりしていれば、「なんかいい写真だな」と思わせる事ができてしまうんです。

「構図」を覚えて、見る人がついつい引き込まれてしまうような写真をたくさん撮りましょう!

[写真の基本構図] 三分割構図

初めにご紹介するのは、写真構図の中もかなり有名な「三分割構図」

写真家だけでなく、イラストレーターもよく三分割構図を意識されています。スッキリと安定感のあるものになるのが特徴です。

最近のスマホのカメラにも補助線(グリット)として表示されていることも多いので、見たことある人も多いのではないでしょうか。

使い方は大きく分けて2つあります。

三分割した線上で、区切れるようにする。

<三分割構図の使い方①>

まず、写真を縦横に3分割した線を引きます。

地平線と空など、くっきりと分かれる線がある写真は、三分割した線を基準に区切ることで見栄えがぐっと良くなります。

夕焼けの写真

見ていて安定感・収まりのある写真になるのが、三分割構図の特徴です。

三分割構図の海

このとき、区切る線を「水平」、または「垂直」になるよう調整すると綺麗な写真に仕上がります。

三分割構図の写真

三分割した線がクロスする部分に、見せたいものを置く。

<三分割構図の使い方②>

線がクロスした部分に、写真のメインとなるものを持っていきましょう。

この写真で「何を一番見て欲しいか」を考え、それを点の上に置きます。

すずめの写真

上の写真では、「すずめの表情」を一番に見て欲しいと思ったため、「すずめの顔」を点上に置きました。

正解や間違いはありません。自分の好きなように、試行錯誤しながら撮影してみましょう!

[写真の基本構図] 額縁構図

額縁構図」(フレーム構図)とは、写真の中に枠があるようにとられた構図。写真の中に写真があるような構図になるため、ついつい引き込まれる写真になるのが特徴です。

写真の額縁構図

枠があることで、視線を中央に誘導することができます。そのため、見せたいものをしっかり見せられるという効果があります。

「神社の鳥居」や、「窓」は額縁構図が使いやすいおすすめスポットです。

芝浦公園から見た東京タワー

このように、植物で被写体をぐるっと囲む方法もあります。

額縁構図

額縁構図は、立体感が生まれるため、奥行きのある写真になります。

警戒する野良猫の写真

額縁構図は、ちょっとした「ストーリー性」を出してくれることも。

上の写真は、茂みからこっそり野良猫の様子を撮影したものです。

額縁構図は「外の世界」と「内側の世界」の対比を表現できるので、表現の幅がぐんと広がるのが特徴です。

[写真の基本構図] 放射線構図

「放射線構図」とは、一点から放射状に引かれる線を意識した構図です。

手前から奥までずっと続いていく奥行きを表現できるため、この構図を意識することで、引き込まれる写真へ変化します。

放射線構図

「放射線構図」を使用をすれば、臨場感や立体感を表現することができます。

公園の写真

道が奥に続く様子を写真の中に入れることで、平面の写真にも奥行きが生まれます。

夜景スローシャッターの写真

スローシャッターで車のライトを光跡にして、臨場感のある放射線構図へ。

[写真の基本構図] C字構図

「C字構図」は料理写真でよく使われる構図です。

アルファベットの「C」のように見えることから、C字構図と呼ばれます。

C字構図

全体を映すのではなく、端の部分をフレームアウトすることで、見せたいものをより引き立たせることができます。

C字構図の使い方について、少し例を挙げてご紹介します。

左の写真をトリミングしたものが、右の写真です。

左もおしゃれな雰囲気がありますが、右の写真のほうがより料理が魅力的に見えませんか?

「写真は引き算だ」とよく言われますが、いらない部分をカットすることで、表現したいものが明確になり、印象に残る写真になります。

このC字構図は、料理以外でも使えます。

紫陽花と観覧車の写真

撮影地:お台場

 

撮影地:東京都 吉祥寺 井の頭公園

[写真の基本構図] 日の丸構図

少し取り扱いが難しいと言われている「日の丸構図」。文字通り、日の丸のように画像の真ん中に配置する構図です。

中心に持ってくることで、被写体をドーンと目立たせることができます。

日の丸構図の写真

とても簡単な構図ではありますが、下の写真のように「ありきたりな写真」になってしまうこともしばしば……。

カボチャのスープ

もちろんそれが悪いとは限りませんが、面白味を追加したいときの、ちょっとしたコツをご紹介します。

ありきたりな写真にならないよう、他の構図と組み合わせてみる

今まで5つの構図をご紹介してきました。それらの構図を一つの写真にいくつかいれてみましょう。

日の丸構図だけでなく、同時に他の構図を意識して撮影することでありきたり写真を避けることができます。

下の写真は「日の丸構図」×「三分割構図」です。

桜の木にとまるメジロの写真

メジロ→日の丸構図

メジロが止まっている枝→三分割構図

三分割構図を取り入れたので、全体的にスッキリ・安定感のある写真へとなりました。野鳥写真ではこの構図の使い方(日の丸構図×三分割構図)をよく見かけます。

 

下の写真は「日の丸構図」×「額縁構図」です。

木々からのぞき込むすずめ

すずめ→「日の丸構図」

周りの木々→「額縁構図」

額縁構図と組み合わせることで、木々の向こうからのぞき込むすずめの可愛さ、ストーリー性をプラスすることができます。

 

このように、他の構図と組み合わせることで、より”それっぽい”写真へ、”上手い”写真へと仕上がります。

基本の写真構図を覚えて、写真が上手い人になろう!

今回ご紹介した基本構図を覚えて、さっそく写真を撮りに行くのもOKですが、過去に取った写真を構図に合わせてトリミングするだけも練習になります。

プロのカメラマンも、撮影後トリミングして調整する方が多いです。

「何を一番見せたいか?」を常に頭に置いて、いらない部分をカットするよう意識すると上手く行くことが多いです。

今回ご紹介した構図を参考に、あなたらしい、引き込まれる写真の研究をしてみましょう!

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