シュワワーと勢いのいい手持ち花火も楽しいですが、やっぱり線香花火が一番好きです。
「誰が一番最後まで残るか勝負ね!?」
って競い合いながら、夏の終わりを感じたり…。
静かにパチパチ光っている炎を囲んでいる時間、いいですよねぇ~。
そんな素敵な夏の思い出を、写真に収めてみませんか?
花火撮影は少し難しいですが、基本さえ押さえれば、だれでも簡単に美しく撮れます!
今回は、線香花火の撮影方法について、わかりやすくご紹介します。
[手持ち花火撮影の基本]
まずは、花火を撮影するときの基本です。
フラッシュはたかない
花火撮影にフラッシュは使いません。花火から出る光を拾って、美しさを引き立たせましょう。
シャッタースピードは長めに
シャッタースピードが速すぎると、レンズに入る光の量が少なくなり、暗い写真になってしまいます。
花火を撮影するのは、暗い場所が多いですよね。そのため、光をしっかりと取り込む必要があります。
花火を撮影する際は、シャッタースピードをいつもより長めに設定しましょう。細かい数値は、これからご紹介いたします。
三脚を用意する
「シャッタースピードが長い=手振れしやすくなる」ので、必ずカメラを固定できる三脚を用意しましょう。なければ、リュックなどでがんばって固定してください(笑)
[線香花火を魅力的に撮影するコツ]
上記の「花火撮影の基本」を抑えていればある程度の写真は撮れますが、
これからは、「線香花火」の美しさを最大限に活かす撮影法をご紹介いたします。
f値はなるべく低めに設定する
線香花火は、火をつけた場所を中心として、放射状に炎を放ちます。
その奥行き感を表現すると、グッと写真の雰囲気が良くなります。
奥行き感を表現するために、F値を下げてボケを出しましょう。
下の写真のf値は5.6です。左上や左下のあたりにボケ感がでています。
また、ボケ感があると、温かみのある写真にもなります。
レンズに入る光の量を調整する部分を「絞り」と言います。絞りが小さくなると、レンズに入る光の量が多くなります。(ちょっとややこしい)
╲これだけ覚えておけば大丈夫!/
f値が小さくなると、
①ピントが合う範囲が狭くなるから、ボケを出しやすくなる。
②写真が明るくなる。
火花のパチパチ感を出すなら1/15
線香花火のおすすめシャッタースピードは、1/15前後です。
筆者が試行錯誤した結果、「線香花火のパチパチ感」を写真で表現するには1/15がベストだと感じました。
(※もちろん、撮影機材の違いや、撮影者の好みによって変化します。あくまで個人的な意見です。)
線香花火のパチパチがピークの時に、シャッタースピードを長くすると、光だらけになってしまいます。ごちゃごちゃしている写真になるので注意…。
[iPhoneならスロー機能を使おう]
iPhoneのスローモーション撮影機能、使っていますか?
忘れられがちな機能ですが、線香花火の撮影にはとってもオススメ機能です!
iPhoneでスローモーション撮影をする
iPhoneカメラアプリを起動→「スロー」を選択
スローで撮ると、小さな火花が飛び散る様子がしっかりと見れるので面白いですよ。
スマホを持つ手と線香花火を持つ手を少し動かすと、スローでも見飽きない動画になります。
撮影後は、動画編集アプリなどを使い、音楽をつけて楽しむのもおすすめです。
[裏技編]
花火をしていて、困ること…それは…
ギャァーーー!!虫!!!
そう、虫問題です。
せっかく花火を楽しんでいても、虫の音が聞こえてくるだけでうわっ!ってなりませんか?(笑)
蚊やコオロギが多すぎて、撮影に集中できません。
そこでおすすめするのが、「早朝花火」です!
早朝花火
夜に比べて、早朝は虫が圧倒的に少ないです。蚊に刺される確率も、ぐっと減ります。
花火=夜という固定観念があると思いますが、この機会にぜひ、早朝花火をしてみましょう。
8月~9月だったら、朝の6時ごろがおすすめです。
日光が強くなり始めたら、日陰に移動してください。
早朝花火のメリットは、虫が少ないだけではありません!
早朝花火をすると、明るい空間で撮れるので、ISO感度を下げて撮影することできます。(つまり、画質を落とさずに済む。)
①虫が少なく、撮影に集中できる。
②夜より画質を落とさず撮ることができる。
③明るいため、ピントを合わせやすい。
あまりまだ知られていませんが、メリットだけらけの早朝花火。
全力でおすすめします。
[まとめ]
・フラッシュは使わない
・カメラは固定する
・パチパチ感を表現するなら、シャッタースピードは短めに
・iPhoneならスロー撮影がおすすめ
・早朝花火はメリットだらけ
今回は、線香花火の撮影方法をご紹介しました。
綺麗な写真を撮って、花火をもっと楽しみましょう!
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